発達くんの日々の記録

ADHD&ASDの息子のこと、などなど。

凸凹すぎるWISC-IV

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発達障害の診断がおりた後、発達くんはWISC-IV(ウィスク・フォー)という知能検査を受けました。
(WISC-IVの詳細は解説されているサイトがたくさんあるので、そちらをどうぞ)

litalico-c.jp

 

『WISC=発達障害かどうかを調べる検査』というわけではないのですが、発達障害の子供に出やすい傾向があるそうです。
それが『検査結果の各指標間の大きな差』。

WISC-IVでは、全体的な知的水準を表す『全検査IQ』の他に、4つの指標が示されます。
この各指標間の差が大きいということは、得意と苦手の差が大きいということ。
いわゆる発達障害に見られる凸凹ですね。
クリニックの先生によると「差が15を超えると何かしら不便や困難を感じる事があることが多いと言われている」とのこと。
(定型さんは差が15以内に収まるようです)

発達くんの検査結果は、なかなかに衝撃的なものでした。
15を超えると・・・と言われた得意と不得意の差が、その3倍の45もあったのです!
これには先生もビックリでした。

検査結果で、発達くんの全検査IQは平均値でした。
しかし、詳しく見ていくと、ワーキングメモリ(作業記憶)が70台前半で極端に弱いという事がわかりました。
クリニックの先生曰く、この値はボーダーレベルだそうです。
加えて処理速度も平均より低いという結果でした。

ただ、発達くんの場合は、知覚推理と言語理解が高いため、それで弱い部分を補って、なんとか総合IQを平均にもっていっているようです。
これには思い当たる節がありまして、幼稚園の保育参観で気付いたのですが・・・

先生から一度に複数の指示が出る。
  ↓
覚えていられないので作業が止まる。
  ↓
周りのお友達の作業を見て、なんとなく真似する。
  ↓
多少遅くはなるが、作業は完遂できる。

という感じなんです。
ここで、遅いとはいえ一応課題をこなしてしまうため、幼稚園の先生から見ると『ちょっとトロい子』程度の認識しかされず、困難を抱えていることを気付いてもらいにくかったんですね。
そして、わからないからと放り出してしまうのではなく、周りをみて何とかこなそうと発達くんなりに努力や工夫をして、自分の苦手な部分をカバーしていたんだな、と。

この他にもWISC-IVの検査結果はとっても腑に落ちるもので、普段の生活を見ていても「ああ、そういう理由だったんだ~」と納得しまくりでした。
また、苦手な部分やその理由がわかることで、どんな工夫をすれば発達くんが生活しやすくなるかもわかってきます。

指示されたことをなかなか実行できないのは、すぐに忘れてしまうから。
そう考えられれば、無駄にイラつくことも多少は減ってきます(笑)

検査結果を聞いた帰り、さっそくホワイトボードを買いました。
幸い発達くんは言語理解が高く文字を読むことは小さいときから得意です。
忘れてしまうなら、見えるところに書いておけばいいんです。

この先、発達くんが身に付けていかなければならないのは『苦手な事ができるようになる努力』よりも『苦手な事をどう工夫して補っていくか』なんだと思います。
具体的には『覚えていられるように努力する』のではなく『メモを取る、リマインダを使うといった工夫の仕方を身に付ける』ということですね。

だって、どんなに努力してもできないものはできないんだから。
それが発達障害なんですよね。